2008年12月18日木曜日

「どちらが悪い」ではなく、自然条件の違いもある

日本の手落ちばかり、というワケでもない。

日本とタイの見えない違いが、
「日本で出来たのに、タイでは出来ない」
という事にもなりうる。

例えば、気温の違い。

精密な物を作る場合、
気温の違いは、意外に品質に影響する。

他に、電圧の違いなども影響するかもしれない。

だから、機械の設定もタイに合わせて変えているかもしれない。

しかし、後任の人間には、そこまで分からない。

キチンと管理し、伝承・継承していかねば
いつかムチャクチャになってしまうのだ。


一度、こんな事があった、

急に機械が動かなくなり、原因を調べていくと、
機械の横に付いている電気関係の箱の中へ
一本の線になって侵入する蟻の行列を発見。

殺虫剤を吹き付けると、
蟻は吹っ飛んだり死んだりした。

しばらくしてスイッチを入れると、
機械は動き出し、その後は故障もなかった。


なお、タイ人はこういう箱とか引き出しの中に
お菓子やジュースをよく隠す。

まるで犬やキツネがエサを埋めて保存するように。

そして、その隠したエサに
蟻やゴキブリが集るのもよくある事で、
それが故障に原因になったりもする。


ちなみに、殺虫剤を吹きかけるのではなく、
エアガンで蟻を吹き飛ばした時には
いったん空中を舞った蟻が
俺たちに向かって跳ね返ってきて、
作業服の中に入って俺達の身体を噛みまくって
痛かったり、その後痒くなったり、大変なこともあった。

タイでゴルフしている時なども、木の下に入ると、
アッという間に大きな赤い蟻の集団に襲われたりする。

で、噛まれるとチクッとしてかなり痛い。


あんなに痛いワケではないが、
小さな蟻に噛まれると、痒い。

あの時はタイ人ワーカーたちと笑っていたけど、
その後の痒さときたら、笑ってられないくらいだったな~




タイ工場での機械の設定などが良すぎて、
却って品質に悪影響を与える場合もある。

日本のダメな設定で作ると、適度にダレて粗が目立たない。

が、条件を最高にした機械でタイ工場で精密に作ると、
機械の加工目が忠実に再現され、
出来上がったブツが壊れやすくなる、ということもあった。