くだらないというか、笑える話もあった。
俺がタイに赴任して1ヵ月後の事。
”34歳・バツイチ子持ち”のタイ人女性リーダーSDAの携帯に
頻繁にイタズラ電話がかかってくるようになった。
「ボクと遊ばない?」
という電話ばかりで、SDAは悩んでいたが、
ヒョンな事から、原因が分かってSDAは激怒した。
24歳のタイ人女性ワーカーSDWが会社のパソコンを使って、
34歳SDAの顔写真と携帯番号をチャットなどで流しまくったのだ。
「私、いつも独りで寂しいの・・・電話チョーダイ!」
みたいな事を流していたのだ。
実はこの34歳SDA女史は、なかなかの権力者だった。
日本人の最高責任者Sがバックに付いているので
タイ人全員はおろか日本人駐在員でさえ、34歳SDAを恐れていた。
SDAが頼めば、
日本人トップSは、ほとんど何でも聞き入れてやるので、
俺も悪人にされかけた事がある。
俺が赴任した頃の、SDAの月給は4万バーツ以上だった。
破格の待遇の理由は言わずもがなである。
さて、SDAが会社のシステム課の人間に調べさせたところ、
24歳SDWの仕業である事が発覚。
怒った34歳SDAは、
「会社にあるパソコンは、日本人の分も含めて
全部インターネットできないようにしろ!」
と、恐いことを言った。
いくら権力者がバックにいるとはいえ、
さすがにそれでは仕事に差支えがある。
「日本人駐在員用のPCと、
業務上ネットを使う必要がある一部のPC」以外を
インターネット利用不能にする事で決着したが、
権力者をバックにつけた女は恐い、というのが
日本人駐在員に植えつけられた事件だった。
