数ヵ月後に大量発注が見込まれ、
その場合の生産能力増強が課題となった時期があった。
日本からNo.2の常務取締役が来て、
「チェンマイにある同業他社に外注する事になりそうだ」
という話がでた。
どんな業界でも、それぞれにノウハウを持っているものだ。
常務にタイ駐在2人も同行し、外注先を視察して驚いていた。
品質がいい、というのだ。
で、大量受注後に、
今度はその外注からワーカー数十人(100人以上だったかな?)
を招いて、当社の技術を修得させた。
この際に、工場内のあらゆる所を写真撮影させたのがマズかった。
外注先はノウハウを盗み、
数年後に、当社のすぐ近所に工場を建て、
同じ技術を使って仕事を獲得するようになった。
そして、俺に対する嫌がらせを続けた工場長代理PKも、
悪業がバレ始めて立場が悪くなりつつあったので、
その下請けの会社に転職してしまった。
また、その下請けによる、
優秀なワーカーの引き抜きも始まった。
全てKの責任である。
タイでカラオケ嬢と遊ぶ事ばかり考えていて、
何でもかんでも「よきにはからえ」状態だったようだ。
これは重大なミスで、
課長からヒラに落とされても仕方ないヘマだった。
ちなみにPKが辞めたのは俺にとってありがたいが、
既に俺にとってはどうでもいい事だった。
