2009年4月16日木曜日

バンコク病院に入院

ちょうど夕方、部下のタイ人ワーカーの失敗が発覚して
当時の日本人責任者Kに怒られたとき

「海外保険が今週末で切れるんですけど、
 会社は掛けてくれないようですから、
 日本に帰って自分で保険を掛けてきます。
 保険料は自分で払うから、心配しないでください」

と、ついでに言ってみた。


すると、俺に休まれては困る責任者Kは
掌を返したように柔らかい態度に変わった。

すぐに工場長代理のタイ人幹部PKを呼んで、
早急に俺に保険を掛けるよう、指示した。


PKはイヤイヤ、俺の生年月日を聞いていったが、
たぶん、掛けてくれないだろうと俺は思っていた。


-2日後-


「保険証書を見せてください」

と、タイ人工場長代理PKに頼んでみた。


返事は案の定、

「まだ加入していないから、証書はない」



「じゃ、明後日に保険が切れるから
 自分で保険を掛けに帰国しますよ。
 会社に払ってもらわなくてもいいですから」


と日本人責任者Kに言うと、
とうとうKはPKに命令した、

「今日中に保険を掛けてやってくれ」


と。
そして、俺に対して

「万一、無保険の期間に何かあったら、
 会社が全額負担するから、頼むからタイに居てくれ」


このやり取りを聞いていたPKは
イライラした様子で申込書を持ってきた。
やはり、放置するつもりだったのだ。



幸か不幸か、この数日後、
俺は急性胃炎でバンコク病院に入院した。

痛くて夜も眠れないどころか、
のたうち回るほどの激痛だった。

もし、俺が保険加入を催促してなかったら、
俺は治療費・入院費を全額自己負担で払わされていただろう。

バンコクホスピタルに2泊3日の入院で、
支払い額は5万バーツを超えていたから、
自己負担だとその月は女遊びができなくなるところだった(爆)


ちなみに、
もし自腹の帰国が認められていれば、
俺はそのまま会社には戻らないつもりだった。

(これが先週書いた、「ある決心」だ)


当時の俺は現地採用の身分で、
俺が失踪してもタイ法人のことだから適当に処理するだろうし、
多少の迷惑をかける事はあっても、
会社に損害を与える事はないと思っていた。

それほど、PKの嫌がらせと
本社のひどさに絶望していたのだ。

住居についても、
俺は自分でサービスアパートを借りていたから、
会社を辞めても何ら問題なく、
退去する必要もない。


俺のような経験は珍しいケースだと思うが、
今まで書いてきた通り、経験上、言えることは、
日系企業で現地採用になるのは止めておく方が無難、
ということだ。

現地採用なら、日系以外に就職すれば、
こういった嫌がらせを受けなくて済む。

元々のスタートラインは皆、同じだからだ。



ちなみに俺は、
胃腸が人一倍強いのが自慢だったのだが、
まさか胃炎で入院するとは思わなかった。

俺はプライドが高いのだろうか、
屈辱的な日々に耐えられず、
胃が弱っていたのかもしれない。

或いは、年のせいかもしれない。

いずれにしても、
海外で働いていると、
思いがけない病気になることがありうる。