2008年12月4日木曜日

日本との違いには、こういう例もある

通勤に関して、こういう問題もある。


金属を加工するため、なまし炉を使う作業があった。

炉は、火を点けてすぐに温度が上がるわけではないので、
作業開始の1時間前くらいに火を点ける必要がある。

日本では、早番の時間差出勤制度があり、
早番の一人が火を点けて回っていた。

しかし、タイでは皆、会社のバスで集団出勤。
一人だけ早番など、不可能なのだ。

かといって、俺が早番に回る事もできない。
そんな作業は俺も嫌だし、
俺も駐在員用のロットトゥーで集団出勤だからだ。


考えてもいいアイデアが出なかったし、
ワーカーの出勤バスも始業ギリギリに着くわけではなく、
30分前には着いているのが普通なので
リーダーに火を点けて回らせる事で対応させた。

それでも、始業と同時に作業にかかれず、
ほんの数分ながら、食い込んでしまう。

机上の空論だけ言ってる本社の人には
こういう細かい苦労が分からないから大変だ。